とある休日に渋谷のスタバに寄ってみると、近くにいた二人組の男達の会話が耳に入ってきた。
二人は一見楽しそうに会話をしている様に見えたのだが、話の内容をよく話を聴いていると、そうでもない。
自分の女性関係を自慢げにマシンガントーク
Aさんが、自分の携帯の写メをBさんに見せながら、あきらかに自慢話をしているのだ。
その内容が、実にくだらない。
「これ、オレの彼女なんだ。可愛いでしょ」
「これはね、先日ナンパした子」
「この子とも今度デートなんだ」
それに対してBさんは、丁寧に相槌を打ち続ける。
Aさんが気持ちよく話せる様に、まるでターゲット女性と会話するかの様に完璧な対応。実に大人だ。
Aさんは、その後も自慢を続ける。ベラベラベラベラ。
お前はスネ夫か?と言いたくなる程の自慢話のオンパレード。
Aさんの言動を見てて、私は物凄く空しくなった。
「こんなくだらない男の話を聞くために、Bさんは貴重な時間を費やしているのか?」
そう思って、空しくなったのだ。
なぜなら、身の回りの男性や知人、友人、女性たちにそんな会話をするのは、ハッキリ言って異常だからだ。
写メまで持ち出して彼女の自慢話とか、愚の骨頂。
「お前、どんだけ昔モテなかったんだよ?」と思われること、この上ない。
男がモテるアピールするのに他人を使ったら終わり
しかし、実際似たような「やらかし」をする男性は多い。
特に、これまで全くモテなかったタイプの男性が急にモテたり、童貞を卒業したり、女が出来たりすると、陥りやすい罠なのだ。
モテる様になった自分を、アピールしようとするあまり、空回りしてしまうのだ。
そして結局、モテる前よりも、男として小さくなってしまう。
これは、凄く大事なことなのだが、男が自分を説明するのに、他人を使うようになったら終わりだ。
「オレの女は、可愛い」
「この前こんな女と寝たんだ。」
「来週コイツとデートなんだよ(写メ見せながら)」
こんな下衆な自慢話をするために、あなたはモテる男になりたいわけではないだろう?
心に余裕がある男こそ本当にモテる男
むしろ、こんな男にだけは死んでもなりたくない、なって欲しくない。常々そう考えるべきだ。
本当にモテる男同士が集まったら、女の自慢話なんて絶対にしない。
わざわざ自分の女の話なんて面倒くさいし、そもそも心に余裕があるから、アピールする必要もない。
あなたには、そんな女に不自由もしないし、だからといってそれを鼻にかける事もない。
そんな、余裕のある本物の男がこの世の中に増えて欲しいと常々思う。
自慢話をするということは、ホントは満たされていない証拠なのだ。
ホントは、舐められるのが怖くてしょうがないのだ。
ソレが故に、そういう痛い行動、言動をしてしまい、余計に舐められるのだ。
「己を語るのに他人を使うな。」
凄く大切な事だ。
コメント